この週末は、GⅠ宝塚記念があります。
ファン投票によって選出された馬が中心となって行われるという点では、秋のグランプリ・有馬記念と同じです。
しかし、それほど盛り上がらないのは、有馬記念が競馬ファン1年間の収支総決算という刹那的様相を呈しているのに比べ、
「別に中間決算はしとらんもん、わし。ここで負けても『有馬』があるもんね。」
そんな競馬ファンが多いからではないか?そう勝手な推察をしているわけです。
うーむ・・・これはまさに高校野球と同じじゃないだろうか。
夏の高校野球は、トーナメント方式の地区予選を勝ち上がらなければ甲子園には行けません。
そして3年生にとっては最後の大会です。
負けた時点で野球人としての生活を終える球児もいるでしょう。
なんと刹那的なんでしょうか。
それに引きかえ春の甲子園は、「春の選抜」と呼ばれるように、秋季大会の成績を考慮して大会本部が選びます。
最近では「21世紀枠」などもできて、その選抜方法に批判的な意見もあるとか。
また、たとえ負けても、「夏また来ます!」
などと爽やかにインタビューこたえるのが一般的な作法と言え、なかには甲子園の土を持って帰らない不届き者も現れる始末で、どうも夏の刹那的ド迫力にはかなわないワケです。
さて、そんな春の甲子園=宝塚記念の推奨馬です。
過去10年このレースの勝ち馬は、ただ1頭を除いて通算5勝以上していました。
その例外馬は、通算4勝でGⅠ連対が3回ありました。
今年の5勝未満馬では、「アサクサキングス」が通算4勝、GⅠで優勝、2着、3着が各1回ずつあるので注意が必要です。
それ以外では、通算勝利数、血統、コース適性、距離適性、重馬場適性、鞍上、ローテーション等文句のつけようがない「メイショウサムソン」でこれは外せません。
茂雄
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