"人身売買"
決してあってはならない事だが、未だに人身売買は後を絶たない現実。昨年にもタイ女性人身売買ブローカーや売春クラブ経営者らを摘発。タイ人の女2人と、クラブを経営する日本人の男(48)ら、計6人を職業安定法や売春防止法、脅迫などの疑いで逮捕。
タイに捜査員を派遣するなどして実態解明を進め、いずれの容疑者も有罪判決を受け、日本からの情報を元にタイ国家警察がバンコクの送り出し、組織の女ブローカー(41)を逮捕するという事態に発展した人身取引に関する事件があった。
警察庁によれば、全国で人身取引に関与したとして摘発された外国人の9割は女性であり、
被害者であるはずの女性が日本に定住し、なんと加害者側に回って被害を再生産しているというんだ。
つまり言い方は汚いが"売られた"女性が、今度は"売買する"側になってしまうそうなんだ。
こんな例がある。
タイ北部の寒村出身のタイ人女性(27)がいた。
彼女は約240万円で売られ、日本に来てすぐに旅券を取り上げられ、約490万円の借金を背負わされた。
「逃げたら故郷の親元に借金を取りに行く」と脅され、コンドームを使わないように命じられ、生理でも休ませてもらえず、3ヶ月で約90人と売春させられた。
彼女は「日本に来るまで借金の事なんて聞いてなかったし、エイズにならないか怖くなった」と言う。
彼女を買った人身取引ブローカーは、飲食店店長(38)と同従業員(35)。
2人は約120万円ずつ出し合い、知人のタイ人売春婦を通じ、彼女を買い、市内の派遣型売春クラブへとあっせんし、彼女がそこで稼いだ約210万円をクラブ側が約120万円、約60万円は2人が受け取っていた。
しかし、彼女に借金を負わせ脅したりしていたこの2人の境遇も彼女と同じ。
彼女よりも数年、十数年前に来日し、同じように借金を背負わされた。
売春スナックや風俗店を転々としながら、体の不自由な母親や子どもに仕送りしていた。
その後日本人男性と結婚し自分と同じ境遇であるはずのタイ人女性を買い、売春クラブなどへとあっせんを始めた。
警察庁によれば、「東南アジアや中国の女性が売春スナックのホステスなどとして送り込まれ、借金完済後に日本人の男らと、人身取引に手を染める事例が多い」という。
なぜ?
借金完済後に加害者側に回った人は自らを
"成功者"
と考えてしまうようなんだ。
なので売買された被害者女性は被害意識が薄くなってしまい、新たな被害者女性に
"チャンス"
を与えてあげているという意識になり、罪悪感が薄くなるという。
「私もあんなに苦労したんだ。そして成功した。
アンタも苦労して稼ぎなさい。そうすれば成功への道がある」
という感じだろうか。だがそれはあくまで"勘違い"。
日本に来て休みもなく強制的に売春させられていたあの辛さや怖さを思い出せばこんな事は起きないはず。
日本で生活する中、きっとどこかで純情だった心が、何者かによってその様にマインドコントロールさせられ汚れていってしまったのだと思う。
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