お掃除の話しを続けるけれど、片付け下手なアタシにも学生時代は更に上手がいたわ。
アタシは喫煙者なんだけど「灰皿どこ?」って聞いたら「それ使って。」って指をさされた物は、なんと残り汁が入ったままのカップラーメンの容器だったの。これには参ったわ!
社会人になってからも、アタシのデスクは散らかっていることが多かったわね。一方、仕事の出来る人のデスクは整然としていたわ。
ようやくお片付けが出来るようになったのは、お店を持ってからなのよ。だって、飲食店ですもの!!綺麗じゃなくっちゃね。
アタシのお店のトイレはね、壁も床も天井も、そして便器も全て真っ白。おまけに白いシャンデリアまで付けているの。そのせいか、皆さん綺麗に使って下さるのよね。
だから、今年の初めに住まいを引越した時に、リビングをプチ改装して同じように真っ白にしてみたら、やっぱり片付けるようになったのよっ。
もし、シーツが黒や茶色だったら、あまりお洗濯しないんじゃないかしら?
衣類だけでなく家具などに汚れが目立つ白を多用してみるのも、綺麗に住まう一つの方法だと思うわ。
亡き父の位牌を毎日拝んでいることも前回お話したでしょう?ガキの頃、部屋が汚いとよく父に叱られていたから、これも効果有り!!
そして二番目の「笑い」・・・アタシはよく笑うほうだと思っているんだけど、「やっだぁ~もうやめてよぉ。」って、お腹が痛くなるほど笑い転げたなんて、ここ何年も無いわねぇ。
バラエティ番組なんかで、あたかも“ここで笑え”とばかりにテロップが出たり、セットの裏からディレクター陣の“内輪笑い”が聴こえるのはアタシには不快。
ま、笑わせるのがお仕事ですから必死なのは分かるけど、何気ない会話の中で不意に琴線に触れて大笑い・・・これが一番なのよねぇ。
笑う角には福来たる・・・なんて言うじゃない!短い人生、笑う回数が多いほうが良いに決まってるもんね。
アタシもこれを書きながら、「あぁ、アイツとはよく馬鹿話したなぁ。」と、笑いのツボが一緒だった学生時代の友人を思い出したわ。
暫く会っていなくても“思い出すのは笑顔”・・・そう思うと笑顔の大切さが分かるでしょう?
残念なことに、ここ数年の内に友人を何人か見送ったけれど、遺影が笑顔だと「よく頑張ったな。色々ありがとう。でも、すぐに呼ぶなよ!」とか悲しみの中、アタシもちょっと笑顔を取り戻せたりして・・・。
でも、それが寂しいお顔だと「苦しんだのかな?」とか思っちゃう。
アタシは遺影用の写真を友人に預けておこうかと今から考えておりますの。
「そ・わ・か」の法則 つづく