長話にお付き合いくださって、ありがとうございます。
アタシ達ゲイも多様だということ、少しは御理解いただけたかしら?
既婚で子持ちのゲイだって沢山いらっしゃるし、還暦を越えられてお目覚めになる方だっていらっしゃるの。皆さんもどうなるか分からないわよ~っ!
嫌いだった食べ物が、今では好物になってたりするでしょ??

さて、アタクシごとで恐縮だけれど、未だにオカマと呼ばれることに若干抵抗が有るなんて言っておきながら「ではお前は何故にオネエ言葉なのか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょうね。
それは“朱に交われば・・・”ってヤツで、アタシもゲイ性に目覚めた頃は、オネエ言葉なんて遣っていなかったの・・・っていうか寒気がしてた。
でもね、当時家庭や会社でカミングアウトしていなかったアタシにとって、唯一ゲイとして何の後ろめたさも感じずに遊べる場所、即ちゲイバーで“地域限定の言葉”として遣われているオネエ言葉が心地よかったのよ。(海外で淋しくなった時、日本食のお店に行ってホッとするのに近いかな?)
「お前黙れ!」って言うより「アンタおだまり!」って言う方が角も立たないし、場が和むでしょう?一緒に笑って、そのうち気が付いたらアタシもオネエ言葉になってたって訳。

大阪で標準語を喋ってたら浮くでしょう?
アタシは岩手から大阪に出て、関西弁もオネエ言葉もマスターしちゃった。
「アタシです。」そして、あまり言わなくなったけれど「俺やねん。」・・・それぞれのアタシがいます。

そうして今ではTPOに合わせて上手にオカマになりながら、一粒で二度美味しい(古っ)人生を楽しんでおりますわ。
「女の子みたい。」「男らしくしろ。」「ちんちん付いてんのか?」とさんざん罵られたアタシも、それをバネにし、様々なことを学び身に付け、理解し合える友と精一杯生きてきたわ。
「オカマですけど、何か?」と開き直って、I LOVE ME!!の精神でこれからも強かに生き抜いてみせるわよぉ~!!

最後に言っておきたいんだけど、日本の芸能界でもフレディ・マーキュリーやジョージ・マイケルのように、屈強なナイスガイがカミングアウトしてくれたら、ゲイに対するノンケの方々の感覚も随分変わるのになぁ~って、密かに期待しているの。
また、これにも触れておくけれど、見た目が男性っぽい女性に、それについて触れることはタブーという暗黙のルールがあるようね。
女性同性愛や女性の身体に生まれた男性は、アタシ達に比べ、まだまだ陰の存在です。

今や、誰もが自分のことで精一杯な世の中。こんな苦しい時代だからこそ、人に優しくありたいものよね。

「オカマですけど、何か?」  おしまい

つづく

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