恥しいと思うことが人それぞれだということ、ちょっとばかり思いを巡らしてごらんになったかしら?
エッチなことに関しては、より人それぞれだと思うの。
風俗店にも堂々と入れる人も、そうでない人もいるでしょう?
「下ネタ」の許容範囲なんかも、通じるところがあると思うわね。
アタシね“津軽海峡冬景色”の替え歌で“へそした海峡つゆ景色”ってのを歌ったお客様に
「次回からおやめ下さい。」
って言ったことがあるの。
そうそう、こんなことを思い出したわ。
終戦を知らずにグァム島のジャングルで28年も生活し、帰還した横井さん。
日本国中がびっくりして、ニュースはそればっかりだったわよ。
(あらやだ!歳がばれるわ)
その時の「恥ずかしながら帰って参りました。」という第一声が当時話題となったの。
犠牲になった多くの日本兵に対してなのか、天皇陛下に対してなのか、それは判らないけれど“人様の前で、なんて恥しい!”これが当時の教えだったのでしょうね。
時代と共に、恥しいことがそうでなくなったものもあるわよね。
今はあちこちでチュッチュしているカップルを見かけるけど、アタシが10~20代の頃は見かけなかったもの。
でも、これは素敵なことよね。
どうやらしてはならないこと、迷惑をかけることと違って、“恥しい”と感じることには個人差があるようね。
でも、アタシは“無知”こそ恥かしく、また恐怖だと思うな。 “知らない”ことで迷惑をかけたりする可能性もあるから・・・。
アタシは海外に行く時には文化、特に宗教の違いで、何気ないことが思いっきりタブーだったりするから、ちょこっと勉強してから行っているわよ。
“聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥”とはよくぞ言ったものだわよ。
ひょっとしたら、おまんこを人前でぼりぼり掻いている女を普通に見かける国もあるかもね。
羞恥心 ~おしまい~